粉末積層造形

ナイロン12粉末積層造形

3次元データがあればすぐにリアルな形状が確認できます。
バーチャルからリアルへの最短プロセスがナイロン12粉末積層造形です。

ナイロン12粉末積層造形も光造形同様に3次元データを2次元の断面形状に置き換え各層を逐次積層しながら立体造形物を製作するものですが、大きな違いは造形物がエンジニアリングプラスチック(PA12)で形成されていることで、耐熱性・対候性・耐久性・強度など積層造形においては抜群の素材強度があり機能確認用途においてはなくてはならないツールとなっております。

また、光造形が1フロア造形なのに比較し積み重ねての多層フロアでの造形が可能(図3)で多品種・多数にての短納期対応が可能で夕方に3次元データをお預かりできれば最短で翌日出荷が可能です。

【造形概念】(図1)
粉末焼結積層造形法(SLS法)は粉末固着積層法の一種であり、樹脂粉末をLaser熱源により逐次溶融し焼結し、そして積層することで成形する手法です。
 LaserはCO2 Laserで、Laser走査機構としてガルバノメーターミラーが採用されています。成形室は、各シリンダーの上部に加熱用のIRヒーターが設けられていて、積層は、ローラーが進行方向に向かって回転することで、材料を押し広げ積層を行っています。また、成形室は燃焼や酸化を防止するために窒素雰囲気となっていて、成形品は意識的にポーラスに作製されており材質本来の物性を得る為に、レーザー出力を上げ、密度を95%程度で成形しています。

ナイロン12粉末積層造形の造形メリット
高強度・高ジン性
経時変化はほとんどない
耐熱温度 = 163 - 188℃ (DTUL @ 0.45 MPa)
高耐溶剤性
Sinterstation 2500plus(図2)の仕様
成形ワークテーブルサイズ:381W×330D×457Hmm
成形寸法安定ワークサイズ:315W×255D×400Hmm
積層ピッチ:0.1mm
典型的な造形精度±0.25mm
データフォーマット:STL(受入可能データX_T・SAT・STEP・IGS等)

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